GENERATION TIMES

「新しい時代のカタチを考える」ためのジャーナルメディア

「新しい時代のカタチを考える」をコンセプトにしたアソボット発のジャーナルメディア。時事的ニュースではなく、時代的イシューを分かりやすく伝えるため、「ジャーナリズム×クリエイティブ」を切り口に編集しています。

 

『GENERATION TIMES(ジェネレーション・タイムズ)』は、2004年に創刊し、タブロイド版を全10号発行した後、一つのテーマに特化して伝えていく「シリーズ書籍」を刊行しています。

 

ジャーナル・タブロイド誌

新聞を読まなくなった世代と共に考える社会派メディア

タブロイド版は、2004年の創刊号から第10号まで発行し、新聞を読まなくなった世代に向けて、毎号「特集テーマ」を掲げて編集しました。

たとえば、「世界」のことや「地球」のことを考える前にまずは「自分の街」を見つめ直そうと特集した『街ヲ想フ』(vol.2)。名字や家紋、文化から自分自身の軌跡を辿る『roots』(vol.3)。日本に来ている難民の過酷な状況をドキュメントした『トモニイキル(友に生きる)』(vol.5)。ネイティブ・アメリカンの詩をヒントに「生と死」をテーマにした『Today’s my life.』(vol.7)。いかに世界と自分がつながっているかを紐解く『65億人の交差点』(vol.9)など、時事的ではなく時代を経ても考えておくべき特集テーマで一冊を編集しています。

発行部数、約4万部。タワーレコードや青山ブックセンター等の書店、大学の生協などでも販売するほか、関心のない若者たちに届けるため「フリーペーパー」としても配布できる仕組みを構築しました。ファッションビル・ラフォーレ原宿と提携し、全国の各館内に専用ラックを設置。また140以上の店舗とも協力し、若者から絶大な支持を集める「カリスマ店員」たちから直接手渡すという新たなタッチポイントを設定しました。

未来図書室シリーズ

全国の小・中学校に贈る地球環境を考えるためのビジュアル教科書

タブロイド版の誌面(約20-24P)では伝えきれなかったテーマをより深く伝えていくため、新たに書籍版としてスタート。第一弾が、このダイヤモンド社から出版されたシリーズ書籍です。

「地球にやさしく」「地球を守ろう」のメッセージが溢れる時代に、「そろそろ、“地球”を語るのはやめにしないか?」と投げかけ、人間と地球の関係を「心・技・体」の新たな切り口で「環境問題」を考えていくための3部作シリーズとして刊行されました。

現在までに『earth code−46億年のプロローグ−』『survival ism−70億人の生存意志−』が発売されています。

また本シリーズは、ダイヤモンド社の教育支援プロジェクト『未来図書室』とも連動し、学校・教育現場において授業や学習指導、課外活動などに活用してもらうため全国の小・中学校約3万5000校に寄贈されました。「未来図書室」とは、ダイヤモンド社が刊行した環境・経済・社会などさまざまなテーマを持つオリジナル書籍を協賛社の協力を得て全国の学校へ寄贈している活動で、子どもたちが持続可能な未来を思い描き、行動するきっかけとなる書籍を届けていくことを目的としています。

夏休みには特別企画として、『この地球上にキミを探せ!』『私たちのサバイバル・イズム』といった子どもたちによるレポート募集企画も実施しました。

 


※『earth code』は、TBS開局60周年記念番組『人間とは何か!? わたしと地球の38億年物語〜アース・コード〜』としてTV番組化されました(2011年6月4日放映)。詳しくは番組公式HPをご覧ください。

 

時代QUESTシリーズ

「答え」のない時代に「問い」を考えるロールプレイング・ブック

『時代QUEST』(弘文堂)と銘打った本シリーズは、この時代を生き抜くための「正解のない“問い”を考える」ことを目的に刊行されたシリーズ書籍です。「ロールプレイング・ブックス」というコンセプトを掲げ、世の中のさまざまなリアルな事例から読者が疑似体験できる「例題」をつくり出し、自分以外の「誰か」になりきってロールプレイする編集となっています。

第一弾は「防災」をテーマにした『被災地デイズ』。日本人の防災意識は、世界的に見てもとても高いと言われ、同テーマに関する書籍も数多く出版されています。しかし、そのほとんどは発災から「72時間以内」のサバイバル的な知識についてです。

この本では、そのような防災知識は一切掲載せず、発災直後から何ヶ月間、あるいは何年間も続いていくであろう「被災生活」そのものをテーマにしています。そして、被災生活に発生するさまざまな「ジレンマな問い」について、自分以外の誰かになりきりながらリアルな災害現場をシミュレーションしていきます。

 


※『被災地デイズ』は、有隣堂書店の「第26回 ビブリオバトル」グランドチャンプ本に選ばれました。著者によるトークイベントもあわせてご覧ください。

 

CREDIT

企画・編集:アソボット

アートディレクション&デザイン:ナオイデザイン室

発行:ラフォーレ原宿/ダイヤモンド社/弘文堂